普段は大きな買い物から小さな買い物まで8割以上ネットショッピングでの生活ですが、今回ばかりは数年振りにカー用品店にお世話になりました。
我が家では子供6人全員を同時に旅行に連れて行くことはせずに2班・3班に分けるのが常ですが、今回は当日の朝になって急に全員を同時に連れて行く気分になってしまいました(ホテルのWEBサイトを見ていたら、前日キャンセルによって1部屋追加できたのも理由のひとつ)
出発は今夜8時の予定です。8人分の荷物の準備と積載は容易ではありませんし、無理矢理積み込む無駄な努力は省略です。
まずはルーフバッグの当日購入を最優先で大奮闘!3時間近くネットで探し回りましたが、休日であることも痛手となり当日中に入手することが難しそうでした。
最終的には無事「バミューダフレックス570」を購入できました。

ハードタイプのルーフボックスの方がお手軽ですが、
一般的には 湾曲したベースキャリアにルーフボックスは推奨できません。
我が家の家族お出かけ用セカンドカーは輸入車なのですが、いわゆる正規販売店では取り扱いのない「並行輸入のマイナーSUV自動車」です。もちろん日本国仕様ではありませんので、随所において国産車では考えられない意味不明な特殊仕様になっております。
その為か、ハードタイプのルーフボックス(よく見るプラスティックの様なタイプ)を取付けるには現状装備を無視したうえで新規に設備投資をする必要があります。ただ単純に予算がかかるだけなら諦めて購入するしかありませんが、今回の場合は「せっかく装備されている部品が利用できないため、わざわざ買い直さないといけない」点が到底納得できませんでした。
根源は極端に湾曲したベースキャリアです。オートバックスの店員さんにも難色を示されましたので、ハードタイプのルーフボックス取付は難しいと判断しました。
ルーフボックス取付けには土台が必要
ルーフボックス取り付けに際し、まずは「ルーフバー・ベースキャリア・ベースバー」などと呼ばれる、ボックスを載せる2本の棒が必須になります。
更に、その棒を乗せるために左右セットの「フット(棒を支える足)」と呼ばれる土台が必要になります。ちなみに車種によっては「フット」が不要な場合や「バー」までもが装備されている場合もあるようです。

車種と既存の装備によりますが、安ければ1万円、高くても5万円位で土台は完成します。私の車両にはフットもバー標準装着されていますので、なんとかそのまま利用したいと強く強く思ってしまいます。
極端に湾曲したベースバーにルーフボックスは装着不可


私の車両に標準装備されているバーは極端に湾曲しており、一般的なハードタイプのルーフボックスは装着できないようです。
必要性に迫られた際は、ソフトタイプのルーフバッグ「スーリー レンジャー(THULE Ranger)」の購入を検討しようと思っておりました。
しかしながらその日は最悪にも日曜日、当日購入できるショップが見当たりません。ネットショップの当日便や正規取扱店・代理店に片っ端からコンタクトを取るも「お取り寄せで早くても2日後」が最速でした(十分早いですが、今回のわがままには不合格)
そんな中で東京都三鷹市にある大型カー用品店だけは「スーリーレンジャーは取り寄せになりますが、PIAA TERZO(テルッツオ)のソフトタイプルーフバッグを常時大サイズ・小サイズ1つずつ在庫してます」と教えて頂きました。少し遠方になりますが、面倒臭がる妻に30分で着くからと大嘘を連呼して早速お買い物にお邪魔しました。
重たい!大きい!
製品の自重が22kgあります(小型の370リットルタイプは15kg)し、長さも190cmありますので女性一人での持ち運びはかなり大変だと思います。立て掛けて倒れてきたら支えるのが困難なサイズです。
積載容量570リットルなので当然ですがサイズもBIGです。通常のルーフボックスは容量200~400リットルが主流ですので、570リットルとなるとかなり大型の部類になるので仕方ありません。
「お客様、大丈夫です!レジまでお運びします」「いゃ重たいですよ。こんなの大変だし、無理しなくて良いですよ。俺持ちますし」「はぁ、あぁ、やっぱりお願いしていいですか?」「やばっ!重い!」
店頭購入ならお店の駐車場で装着した方が良いかも
車内に積載できるのであれば持ち帰ってじっくり装着もありだと思いますが、積載できないようであればお店の駐車場で装着して帰りましょう(カー用品店の駐車場だし怒らることはないと思います)
購入時の製品はダンボール梱包されていますが、過剰梱包ではないので 1BOX車ならそのままでも容易に積める と思います。私も4駆SUV型車両にそのまま積み込んで帰宅しました。
折り畳んだ状態でも走行可能
折り畳むと高さ約15cmになります。
折り畳んだままの走行時は、時速90km未満での走行に限定されるようです。特に高速自動車道走行時は注意が必要です。
追記:そうはいっても、冬場も装着したままでその先約2年間使用し、120km近くの速度で何百kmも走行することになりました。自己責任で真似は禁物です。
荷物を空にして折り畳めば、立体駐車場や機械式駐車場などの 高さ制限がある駐車場利用時にとても便利 だと思います。ハードタイプのルーフボックスを装着していると、荷物を空にしたとしても車高は変りませんのでかなりポイントが高いと思います。
2回目以降の脱着は簡単だと思う
読解力が乏しいので、説明書の予習は行わずに行き当たりばったりで装着していきます。
装着は簡単3ステップ(工具不要)
- バミューダ本体をベースキャリアに乗せる
- 左右の骨格フレームをそれぞれ起こして、2本の横バーで固定する
- バミューダ本体とベースキャリアを固定する(灯油ポリ缶のふたを閉めるイメージ)
初回は完成形も分かりませんし、フレームにバンドを通す等の初回限定作業など様々な要因が複雑に絡み合い、約60分程の時間を要しました。それでも暗闇でスマホライト環境での60分は優秀なタイムだと自画自賛。
製品紹介動画では、使用後はクローゼットにお片づけ、再び使用時は簡単に装着と宣伝しておりますがその気は失せました。長期間積みっぱなしになると思います。まぁでもハードタイプでも同様だと思います。いざ収納する時にコンパクトに畳める利点はハードタイプにはあり得ない高得点ポイントになることは間違いありません。
各バータイプ共通クランプで楽々

特殊形状のバーなど取り付けできないバーもあると思うのですが、一般的なスクエアバー・エアロバー用の共通クランプが付いていますので装着がとても便利です。
取扱説明書
なくしてしまいそうですし、必要な時に確認できるように掲載しておきます。
ソフトタイプのルーフバッグは他にも色々
ソフトタイプのルーフバッグはスーリーレンジャーが圧倒的に有名ですが、ネット検索するとその他にも様々な会社から発売されているようです。
積載物の落下なんて起こしてしまえば、後続車の命に関わる大惨事になかねませんので信頼・実績・安心感を考慮しなければならないアイテムです。
見聞きしたことのない激安製品も散見していますが、安全性を感考慮し私の勝手な見解としては次の3つのブランドに絞られてしまいます。
- PIAA TERZO(正式:テルッツオ 俗称:テルゾー・ターゾーなど)
高価格・高品質・実用性重視のイメージ - THULE(スーリー)
高品質・他人とあまりかぶらない個性派重視のイメージ - INNO カーメイト(イノー)
低価格重視でも上記2ブランドに引けをとらない機能性を持っているイメージ
INNOについては、現時点でソフトタイプのルーフバッグを発売していないようなので今回は除外して考えます。
スーリーレンジャーとの違いは?
そもそも積載容量に大きな差がありますので、一概に比較はできないと思います。

品名 | バミューダ570 | バミューダ370 | レンジャー500 | レンジャー90 |
---|---|---|---|---|
平均価格 | 65,000円 | 55,000円 | 55,000円 | 39,000円 |
外形寸法 長さ*幅*高さ(cm) | 181*77*45 | 118*77*45 | 190*50*30 | 110*80*40 |
製品容量 (リットル) | 570 | 370 | 260 | 280 |
最大積載重量 | 50kg | 50kg | 50kg | 50kg |
製品重量 | 22kg | 15kg | 10kg | 7kg |
注視すべきは 積載容量と製品重量に圧倒的な差がある 点です。購入の際は、特にこの2点と使用使途を考慮して判断するのが良いと思います。
※レンジャーは「500」より「90」の方が容積的にたくさん積めるようです。500はスキー等の長尺物の積載に向いているのだと思います。
それぞれの優越と劣等
100%個人的な見解です。そもそもスーリーレンジャーの実物をさわっておりませんので、カタログ値や口コミを参考に判断しておりますのでご了承下さい。
- 何はともあれ、より多くの荷物積載が目的であれば圧倒的にバミューダがおすすめ
- バミューダは左右両開き(開口部も広く車上の左右中央どこに積んでも便利)、レンジャー90は真上ファスナーが若干不評もあるようです。レンジャー500はたぶん片開き(右ハンドル車の助手席側に付けると大変)

- 頻繁に脱着を繰り返すのであれば自重の軽いレンジャーが楽だと思うが、バミューダは折り畳んだまま走行できる事を忘れてはいけない
- スーリー社は【他社製品との併用を認めない・保証しない】ので、フット・バー 全てスーリー製で揃える必要がある しかし関連部品の入荷待ち・在庫切れはひどい(昔さんざんな目にあっている。今は改善されているかもしれない)
- 両方ともに極めて高い防水性を誇るが完全防水ではない為、絶対に濡れては困るものを積載するにはビニールなどで保護する必要がある。バミューダで2018年夏の記録的豪雨の中を長時間走行したがボックス内まで雨は浸透していなかった。
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