歯医者嫌いの幼児に朗報!重度の虫歯も全身麻酔の無痛入院治療 1泊2日で虫歯を完治(日帰り可能)日本歯科大学附属病院

全部の虫歯を一泊入院・全身麻酔で一撃治療 美容 & 健康
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『父ママ様』リンク切れのご指摘ありがとうございます。先ほど修正しました(2020/4/1)

太郎
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全身麻酔で日帰か1泊2日の入院医療(保護者付添)!大きなトラブルや娘の暴走もなく快適に虫歯を完治!

我が家の娘の暴れっぷりには、町中の小児歯科ではお手上げ状態だけど、小学校入学前までに『虫歯治療の経緯書』的な書類を小学校に提出しなければなりません。

神経到達の一歩手前?勢いを増す虫歯菌

1泊2日・日帰り入院の虫歯完全治療

お子様の虫歯は大丈夫ですか。やっぱり子供は病院、特に歯医者さんは大嫌いですよね。
我が家の娘5歳も「お菓子大好き!歯磨き面倒!歯医者さん大嫌い!」な普通の女の子です。
歯科治療中に暴れてしまうと大変危険ですが、左奥歯の「重度な虫歯」は小学校入学前に何とかしなければいけない、これ以上の放置できないので「最速無痛の虫歯治療」で完治させました。

全身麻酔で虫歯治療|虫歯発見と通院

太郎
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歯医者さんでじっとしている完璧幼児っているの?

最初の発見はさかのぼる事1年程前の自治体歯科検診だったと思います。
その後、最寄の歯科クリニックに始まり、遠方の小児・こども歯科専門クリニックまで通いました。
お口を開けて「目視で確認」までは大丈夫なのですが、その先はあの手この手も通用せず到底治療にまでは及びません。

普段から警戒心の塊(かたまり)のような性格です。
周りでエンエン・ワンワン泣いているお友達がたくさんいる中で「治療させろ」と言うのが無理な事かも知れません。

全身麻酔で虫歯治療|無痛治療を決断

太郎
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全身麻酔でサクッと終わる虫歯治療ってないの?ネット検索で即発見!その場で電話

歯科治療中に暴れてしまうと思わぬ怪我や事故の元、大変危険です。
拘束ネットやロープ等で身体を拘束して治療する方法もあるようですが、5歳ともなると噛む力や抵抗力もそれなりに立派なもので、中々大人の思うようにはできません。
そうなれば最終手段全身麻酔で一気に治療しか方法はありません。
まだ幼いので身体への負担も相当ですが、今後の虫歯の進行を考えて決行することになりました。

1回目の診察 4月初旬「診察」

太郎
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もしもし、えっそんなすぐに診てもらえるんですか!?

  • 病院への紹介状はなく直接電話
  • 1週間以内の日程で診察予約確定

下調べも何もなく、図々しく突撃電話で、数カ月先の予約になると勝手に想像していましたが、まさかの1週間は良い意味での驚きです。

医師による現在の歯の状態確認とレントゲン撮影を行いました。
特に左奥歯が神経まで到達するほどの重度の虫歯になっており、その他にも虫歯と虫歯予備軍が数本あるとの説明に驚愕。

全身麻酔による虫歯治療の説明を受けました「そう言った方法もあるにはあるのです・・・。」おすすめしない雰囲気だけど、ここは迷わず「全身麻酔でお願いします。」

家族構成や本人と近親者の病歴・持病などの質問がありました。
全身麻酔は確立された安全な医療行為とは言え、特に体力の少ない幼児にとっては少なからずリスクを伴う行為に間違いありません。

日帰り入院か、1泊2日入院か、

太郎
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翌々考えれば当たり前だけど、突然の手術日程調整!スケジュール持参は必須!

  • 日帰り入院手術・・・3ヶ月待ち
  • 1泊2日入院手術・・・1ヶ月半待ち

言葉の真意はわかりませんが、1泊2日入院のほうが、時間に追われる事もなく「じっくり・しっかり」治療できるような主旨の案内を受けました。
何となく「1泊2日にして欲しい」空気を察したので快諾します。

そうでなくても、さすがに3ヶ月は待てませんので1泊2日入院で即決だったと思います。
この時点で、手術日を決めての予約する必要がありますのでスケジュール帳を持参しましょう。

2回目の診察 5月初旬「術前検査」

太郎
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手術前検査の採決が最初で最後の難関だった!

通常診察と全身麻酔の術前検査の予定でしたが、まさかの「時間の勘違い」を犯してしまい、あと30分はかかろうかと運転中に電話がありました。
見事1時間以上の大遅刻でしたが無事に術前検査は実施して頂きました。
医師による診察はキャンセルになりましたが、レントゲン撮影がメインであったようで「まぁ、今回は別にいいや~」と軽い感じでにキャンセルになりました。

  • 肺のレントゲン撮影
  • 心電図測定(準備含め2~3分)
  • 血液検査・採血(見てられませんでした)

血液検査は大人3人掛かりの力ずくで抑え込んでの採決になりました。
今回の全身麻酔でのむし歯治療において、後にも先にも最大の難関は採血であったのは間違いありません。

この段階で初めて入院当日は保護者も一緒に宿泊になると聞きました(これはこれは予想外)
手術まであと2週間足らず、大急ぎでのスケジュール見直しに迫られました。

3回目の来院 5月中旬「手術当日」

太郎
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全身麻酔手術なので前日から飲食禁止

最初の診察から40日後ですので、比較的スムーズな日程だと思います。

手術開始予定は13時です。
娘の口から「おなかすいたぁ~、何か食べたい!」が連発です。
それもそのはず手術当日の0時(前日の24時)以降は食べ物を口にしてはいけません。
唯一の救いは、当日の午前111時まで「水」だけは飲んでも大丈夫とな事になります。
手術中の嘔吐などによって、のどを詰まらせる危険を防止する目的ですので仕方ありませんのでここは我慢です。

全身麻酔で虫歯治療|手術開始・完了・退院

1泊2日のスケジュール

1泊2日のスケジュール
  • 11:00

    以降は水を飲んでもいけません!

  • 13:10

    手術室にIN(保護者同伴で歩いて行きます)

  • 13:20

    麻酔効果は抜群!わずか5分で睡眠状態

  • 16:15

    病室に戻る(まだ麻酔は効いています)

  • 17:30

    麻酔科の医師の判断により「水」を飲む

  • 18:00

    夕食

  • 18:30

    検温

  • 19:00

    疲れたのか朝まで眠ってしまいました

  • 07:40

    検温

  • 08:00

    朝食

  • 09:30

    退院

手術中の保護者

手術室に私服のまま入り見守りますが、ものの5分ほどで麻酔が効いて眠ってしまいました。
ちなみに全身麻酔は静脈内投与(点滴)ではなくガスを吸入するタイプでした。

周辺はオフィス街で特段の時間潰しスポットはありませんが、なんとか退屈を乗り越えて 16:20頃 病室に戻りました。
娘はベッドで眠っており、その周りに数人の病院スタッフがいましたので少し前に戻ってきた感じでした。

手術後の娘の様子

太郎
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食事はすぐにOK!
パニック症状に要注意!
退院後も痛み止めは服用しなかった!

部屋に戻り10分後、そのまた10分後位に目を覚まし「のど渇いたぁ~」と言って眠ってしまいました。
17:30(術後1時間)に 麻酔科医師の前で水を飲み、嘔吐したりがなければ そのまま食事OKとの事でしたので、時間になって少し無理矢理に起こして水を飲ませます。
順調で問題がなかったので18時の夕食を待つことになりました。
普段はわがまま放題で食べ物の好き嫌いが多い娘ですが、この日ばかりは味噌汁以外は完食していました。
普段は22時頃入眠の生活リズムですが、19時過ぎには入眠し朝までしっかり眠り続けました。

子供の場合、全身麻酔の効果が切れた時に『パニック症状』を発する例もあるらしいです。
そうなったら落ち着くまでの間は言葉で言い聞かせても意味がないらしく、ベッドからの転落や点滴の抜き取りに注意が必要であると教えて頂きました。

幸い今回パニック症状はありませんでしたが「この点滴針は何?」怪訝(けげん)な顔で点滴針を見ていたのは間違いありません。
夕食前に点滴を外す事になりましたが抵抗する気力すらない感じでした。
再び点滴できるように「針」を残すこともなく針ごと全部抜いていましたので、退院まで基本的には点滴はない と言う事で一安心です。

全身麻酔の他に部分的な麻酔も施しての手術と言うことで、全ての麻酔が切れたときに痛みに備えて「鎮痛剤」が処方されましたが、退院後も含め痛みを訴えることは一度もありませんでした。
初めのうちは詰め物(銀歯?)の違和感で食事が少しだけ取りにくいと文句タラタラでしたが、直ぐに慣れてしまったようです。

乳歯の治療です。永久歯に生え変わる際に詰め物も一緒になくなるようです。

退院|入院費用と駐車料金

太郎
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治療費は安いが駐車場代が高かった!生命保険・入院保険の見舞金はなし!

  • 入院費用:1,800円(社会保険(家族)&市区町村の乳児医療証)
  • 駐車料金:6,000円

2日目の朝に、検温や麻酔科・担当医の訪問、8時の朝食を済ませ、約1ヵ月後の小児歯科次回予約を取り、会計後9時30分頃に退院になりました。

入院費用は 1,800円 でした。社会保険(家族)と東京都の子供用医療証提示での料金になります。
入院手術だはありますが、虫歯治療目的の場合は生命保険・入院保険の見舞金は対象外とされている事がとても多いです。

病院ビル1階の専用駐車場 に車を停めたまま1泊2日を過ごしました(患者以外は日中15分200円・夜間1時間200円位と記憶)
病院利用者は割引処理が受けられるのですが、基本的には診療時間内の利用分になりますので、一晩止め続けたので駐車券を精算機に入れるのが恐怖でした。
精算額は6,000円でした。

太郎
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駐車料金が入院費用の3倍以上!通院手段は考えた方が良いいですね

全身麻酔で虫歯治療|虫歯治療は少しずつしかできない?

町中に溢れるの歯医者さんはなぜ、少しずつ、少しずつしか虫歯治療してくれないのだろうか?
今回の入院では神経まで到達する重度の虫歯のほかに、虫歯予備軍も含め5本程の歯を一気に治療・完治させました。

太郎
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お金儲けの為に何度も通院させて医療点数を稼ぐ目的だと思っていたのは私だけではないはず!?

厚生労働省の管理下の基

歯科医院は、患者一人当たりの平均点が高くなると厚生労働省からの懲罰・指導の対象になる可能性がある、つまり患者一人当たりの平均点を下げる事を国から強制されていると言えます。
少し専門的な内容になりますが、レセプトの一人当たり平均点1500点を超過した場合に「濃厚診療の疑い」「個別指導」という懲罰が与えられる可能性があるようです。

本当はまとめて 一気に治療したほうが歯科医院も「楽チンで潤う」 らしいです。わざわざ細かく何度何度も通院させることは、器具滅菌・消耗品コスト増で逆にマイナス・・・?との話も聞きます。

全身麻酔で虫歯治療|まとめ

太郎
太郎

最終手段ではあるけれど全身麻酔治療もあると覚えておけば安心ですね。

私も経験者ですが、全身麻酔は大人でも身体に負担のかかる医療行為です。それを身体・内臓器など全てにおいて小さなお子さんに施すとなれば想像を超える負担になっているはずです。

虫歯に対する歯質の強弱など医学的な見解もあると思いますし、今回は「虫歯にならないのが一番、幼児の虫歯は100%親の責任」等の話をするつもりはありません(能力的にもできません)。
虫歯治療の大前提は町の歯科医院での治療になると思いますが、万一の場合の治療手段として頭の片隅にインプットしておくのも良いのではないでしょうか。

虫歯治療で本当に暴れて危険過ぎる!あの手この手も通用せず治療ができない!このままではお口の中が大惨事になりかねない!そういった場面に出くわした際のひとつの選択肢として「全身麻酔での虫歯治療」も検討してみてはいかがでしょうか。

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