夏の風物詩「金魚すくい」子供にとっても大人にとっても、それはそれは楽しい夏の思い出です。
「金魚すくい」の金魚は比較的すぐにぐったりとしてしまう傾向にありますが 塩浴(えんよく)は弱った金魚を元気に復活させる 優れた方法らしいです。
我が家の屋台金魚2匹は、今年で3度目の夏を迎えようとしています。
そんな中、我が家で唯一ペットショップで800円で購入した金魚「ゴールデンオーロラ」がひん死状態の大事件です!
「ゴールデンオーロラ」は、そ品種名の通りもともとは「金色の金魚」で一目でわかるくらいでしたが、今ではほぼ朱色金魚です。金魚は照明環境や屋外池などにおける天然由来の色素成分、成長過程における退色・変色など、飼育環境によって色の変化はあたり前の現象らしいです。
金魚の塩浴|突然のひん死状態の原因は?
昨日まで仲間の金魚2匹・ドジョウ1匹と仲良く元気に泳いでいたはずです。なぜ急に水中浮遊の仮死状態になってしまったのでしょうか。浮遊物のごとく浮かびながら、かろうじてピクピクと弱々しくエラ呼吸 している状態です。

私な全くもって金魚や動植物生態に精通しているわけでもありません。
このままでは不安で眠れない夜が訪れてしまいますので、ネットで調べながら今できる最善を尽くしてみようと思います。
- 適正水温は保たれているか
- 最悪に水質汚染されていないか
- 水中の酸素量は十分に足りているか
- そもそも金魚向けの水質になっているか
- 病気に感染していないか
ひとつずつ確認します。
- 今まで水温を気にした事はありません
- 水質汚染がきわめて少ない 「ASPアクアシステムでの飼育」なので、見た目にも十分きれいな状態です
- エアレーション(ブクブク)で水面が波立っているので大丈夫だと思います
- 金魚飼育用にミリ単位で計量た中和水で飼育しているので大丈夫だと信じています
- 少し調べましたが所見はありませんでした
正直なところ原因はさっぱり心当たりがありません。
ただひとつ気になる事と言えば 3日前に水交換 をしたこと位でしょうか。
金魚は比較的生命力が強いことを過信し、少しいい加減な飼育であったかもしれないと反省しています。
ここはその生命力を信じて、できる限りの手段で復活の出助けをしていきます。
金魚の塩浴|塩浴(えんよく)が良いらしい
金魚は、体内で微量の塩分(塩水)を形成して生命を維持しているらしいですが、ひん死状態の金魚はその生命維持活動により、一層の体力低下を招いてしまう結果になりかねません。
塩浴とは、あらかじめ人の手で作った塩水に入れてあげることで無駄な体力消耗を控えさせる効果があり結果的に元気になってもらう療法です。
自己回復力が残っていれば 数時間から数日で元気に回復 するはずです。
金魚の塩浴|最適な塩水は?
天然塩(自然塩)濃度0.5%の塩水浴が最も適していると知りました。
水1リットルあたり天然塩5g(水10リットルなら天然塩50g)
一般的な計量スプーンの小さじ一杯が5g、大は15gが目安になります。

金魚の塩浴|天然塩(自然塩)とは?
一般的に「天然塩(自然塩)」とは、海水などを煮詰めて作った塩か岩塩であるとされています。
「天然塩」に明確な定義はなく「食用塩の表示に関する公正競争規約」でも「天然塩」「自然塩」といった用語を商品名や商品説明に用いることが禁じられています。また「粗塩」「荒塩」「自然海塩」にも定義はなく生産者独自の基準で名付けられた名称
「天然塩(自然塩)」の探し方は?
工程が「イオン膜」となっている塩については「9割以上ナトリウムの塩」いわゆる「食用の精製塩・食塩」であり、これは当然「天然塩(自然塩)」とは言えません。
同じく、工程が「溶解・立釜・乾燥」と表記されている塩については「ナトリウムが多い塩」いわゆる「食用の精製塩」の可能性が高いため、商品によっては「天然塩(自然塩)」とは言えない物もあるようです。
- 原料名が「海水」「海塩」である
- 工程が「天日・粉砕」または「天日・洗浄・粉砕」である
- 上記を満たせば概ね「天然塩(自然塩)」と判断できるようだ
金魚の塩浴|高級金魚は助かったの?
助かりませんでした。私の行為はほぼ殺魚罪です。
仰向けでピクピク状態にまでなると手遅れの感はあるらしいですが、塩浴は「金魚すくい」で ひん死状態の金魚もバンバン救えるほど有能な手段 らしいです。しかし、それにはしっかりとした方法やコツが必要なのかもしれません。
今回失敗の要因は次が原因なのかもしれません。
- 塩浴の容器が約500mlと極端に小さ過ぎた
- 「天然塩(自然塩)」ではなくて「食塩」を入れた
出かける数分前に気が付いた為に、大急ぎで処置した事が最大の後悔です。
しかも、短時間で戻る予定でしたのでとりあえずの容器で処置しましたが、帰宅がまさかの夜中2時になってしまいました。
塩は間違いなくミル付き瓶入りの天然塩を使用したはずです。ところが翌々確認したところ何かがおかしい、まさかまさかの家族によって「精製塩」が補充されておりました。

金魚の塩浴のまとめ|塩浴は有効だと思う
今回は蘇生できずに短い生涯になってしまい説得力がありませんが、弱った金魚に「塩浴」は素晴らしく有能な方法であることは間違いないようです。
私のような人為的ミスで「殺魚罪」を犯さなければ、もしかしたら元気を取り戻していたかもしれません。
縁日などの金魚すくいの金魚は、なぜかお家に帰るとすぐにぐったり、すぐに亡くなってしまう傾向が強いです。
塩浴は、金魚すくいで ぐったりの金魚までも復活させた 実績があらゆるところで報告されています。
塩浴に用いる塩は絶対に「天然塩(自然塩)」を使用して、なるべくなら1匹あたり10リットル程度の水量を用意してあげてください。病気や寿命ではなく、飼育環境のちょっとした不手際で弱ってしまった金魚であれば、再び元気な姿を見せてくれると思います。
我が家で使用している「ASP方式のアクアシステム」は本当に素晴らしいです。過剰広告ではなく本当に長期間水が汚れず、水槽はいつ見ても透明度の高い状態を保っています。もちろん今お持ちの水槽にも簡単に設置できます。熱帯魚用や金魚用など種類も豊富です。これから金魚を飼われる方には特におすすめです。
水交換の回数は圧倒的に少なくすみますので、金魚の衰弱の大きな原因であるストレス激減は間違いありません。よろしければ是非ともお試し下さい。
7月21日 さみしいので出目金350円が新たに仲間入りです。

金魚の塩浴|おまけ、生き残る金魚の生命力
今まで我が家にやってきた金魚たち。記憶はあいまいですが少したどってみます。
「綾瀬タウンヒルズ」閉店時間直前で金魚すくいイベントも片付け真っ最中でしたが、息子がどうしてもやりたいと言うのでお願いしてみたら快諾頂きました。間違いなく今も元気な2匹はこの時の金魚です。
時期 | 入手経緯 | 個体数 | 行く末 |
---|---|---|---|
2015年夏 | 地元の夏祭り「金魚すくい」 | 4匹 | 早々に命尽きる |
2015年夏 | 綾瀬タウンヒルズ「金魚すくい」 | 4匹 | 2匹は早々に命尽きる 2匹は今も健在 |
2015年秋 | ペットショップで購入 | 1匹 | 今回ひん死の金魚 |
2016年夏 | 平塚七夕祭り「金魚すくい」 | 4匹 | 早々に命尽きる |
2017年夏 | 平塚七夕祭り「金魚すくい」 | 4匹 | 2匹は当日に命尽きる 2匹は翌日に命尽きる |
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