AppleIDに関して「アカウントの有効性を確認できませんでした、ファイルに関するお支払い情報。」なぜ？確か以前にも同様のメールを受信しましたが、完全スルーでも何事も起きませんでした。
日本語としての文脈も違和感がありますし、これは翻訳ソフトのお粗末な仕事の香りがプンプンに漂ります。
結論として クレジートカード情報詐取目的のスパムメールの可能性が高い と思われますので十分に注意が必要です。
「アカウントの有効性を確認できませんでした」メール受信
次の内容のメールを受信しました。
| 件名 | iTunes Store情報の有効期限が切れ、アカウントの使用が停止されました |
|---|---|
| 差出人 | AplleID[Doupapplcchio@ichoneidaopp.jp] |
| 返信先 | sales@AppleID.com |
正規アップル社の差出人や返信先は主に次のアドレスになっています。
- no_reply@email.apple.com
- appleid_jpja@email.apple.com
- appleid@id.apple.com
悪意あるサイトとほぼほぼ分かりつつ、とりあえず「私のApp store ID」リンクを開いて見ました。
アカウント確認のリンク開いて見る
パソコンやセキュリティ設定によって表示は異なると思いますが、私のパソコンでは次のように表示されました。
GoogleChome の場合
真っ赤な画面で強烈なセキュリティー警告が発せられます。これ以上は進めません。
FireFox と InternetExplorer と Safari の場合
お粗末な翻訳ソフトによって【Apple ID】が【リンゴID】 と翻訳されています。
ピンク枠の「Mac iPad iPhone・・・」のリンク文字については、ポインターは表示されますがクリックはできません。
ここまでで完全にApple公式ではないことは確実です。
先に進みます！いざログイン！
メールアドレスとパスワードを適当に入力して「ログイン」しました。メールアドレスにいたってはアットマークなしでも先に進めました。
「あなたのApple IDはロックされています！」一瞬だけあせるフレーズです。
パッと見は本物さながらに作りこんであります。先に進みましょう「続ける」クリック
クレジットカード情報を入力
さすがに実際の情報を書き込むわけにはいきませんので、適当なクレジット情報書き込みました。
「クレジットカードが無効です」 って当たり前ですが、カード情報の判別だけはしっかりしてるようです。
ちなみに画面下の「ログイン」「アカウント確認」「仕上げ」ボタンは見た目だけで、実際にクリックはできません。（仕上げ？って何）
アップル公式サイトへ飛ばされました
数秒放置していたら本物のアップル公式サイトに飛ばされました。ここだけはまさしく本物です。
まとめ
クレジットカード情報詐取が目的の迷惑メールである事は疑いようがありません。普段見慣れているアップル社のサイトに似せて作りこんではいますが、今回のメールはしっかり見れば偽者であるのは一目瞭然でした。
結論として クレジートカード情報詐取目的のスパムメールの可能性が高い と思われますので十分に注意が必要です。
この手のメールを受信した時は、まずは慌てない事が大事です。「ＩＤ停止！やばい！やばい！とりあえず急げ」とばかりに大事な個人情報・財務情報を入力してしまったら取り返しのつかない事態にもなりかねません。
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